パナソニックホールディングスは13日、米国で展開する家庭の雑務をサポートする会員制コンシェルジュサービス「Yohanaメンバーシップ」を15日から日本国内でも提供すると発表した。月額1万8千円で専門家チームが家事や子育ての相談に応じ、必要な手配などを代行する。神奈川県からスタートし、今後、順次提供エリアを拡大していく。
同サービスは、友人への贈り物や軽食の注文、病院の予約といった家庭のさまざまな雑務をサポートする。米グーグル出身の松岡陽子執行役員が立ち上げ、現在は米シアトルとロサンゼルスで展開している。米国での料金は月額249ドル(約3万5千円)。
サービスには専用アプリを使用する。例えば予定リストに「子供の誕生日」の情報を入力すると、専門家チームが贈り物やケーキの注文先を提案し、手配まで行ってくれる。チームは役割ごとに「スペシャリスト」「リサーチャー」「ガイド」に分かれており、各家庭の特徴に応じた提案や長期視点でのくらしのサポートなど、さまざまな形で利用者の生活を支える。
安心・安全への要求が高い日本向けには、掃除や出張調理など家の中に入るサービスについて、品質を保証したプロを派遣する「Yohanaプライムネットワークプロ」も提供する。
期間限定で月額8千円で利用できるキャンペーンも実施。松岡氏は「パナソニックの製品との連携や、高齢者世帯をターゲットにしたサービス展開も検討したい」と話している。