明治が牛乳値上げ 森永乳業や雪印メグミルクも検討へ

「明治おいしい牛乳」
「明治おいしい牛乳」

乳業大手の明治は12日、牛乳やヨーグルト、乳幼児用粉ミルクなど計115品を11月1日から値上げすると発表した。原料となる生乳の卸売価格が引き上げられたためで、競合他社も追随する可能性がある。

希望小売価格を設けていない「明治おいしい牛乳」など牛乳類15品の出荷価格を2・8~5・5%、ヨーグルト58品は希望小売価格を3・6~6・3%引き上げる。明治は生乳の卸売価格を決める全国の生産者団体との協議で、11月からの引き上げに合意していた。値上げは平成31年4月以来。森永乳業や雪印メグミルクなども合意しており、各社は値上げを検討している。

ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安で乳牛の餌となる飼料が高騰しており、生産者団体はメーカーと値上げの交渉をしていた。年度途中での値上げは異例という。

ただ、大幅な値上げは生産者の負担減になる一方、牛乳の消費減退につながるとの懸念も広がる。新型コロナウイルス禍では外食や学校給食向けの需要が消失したことで、消費が落ち込んだ。

油脂などの原材料価格も上昇しており、生乳の値上げによって乳製品全般への影響も想定される。

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