高校2年の藤本、斉藤が10月からプロ棋士に 奨励会三段リーグ

10月1日付で将棋のプロ棋士となる四段昇段を決めた藤本渚新四段(左)と斉藤裕也新四段=10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館
10月1日付で将棋のプロ棋士となる四段昇段を決めた藤本渚新四段(左)と斉藤裕也新四段=10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館

将棋棋士を養成する奨励会の第71回三段リーグ戦の最終日が10日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、高校2年生の藤本渚三段(17)と斉藤裕也三段(25)が、ともに通算13勝5敗でそれぞれプロ棋士となる四段昇段を決めた。次点(3位)は通算12勝6敗の上野裕寿三段(18)。

藤本新四段は現役最年少棋士となる。斉藤新四段は藤井聡太五冠(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・王将=と同じ杉本昌隆八段門下。藤井五冠と同様に、現行制度以下の三段リーグ戦で1期目で四段昇段を決めた。杉本八段門下では2人目の棋士となる。

四段昇段は10月1日付。

藤本新四段は井上慶太九段門下で高松市出身。斉藤新四段は三重県桑名市出身。奨励会入会は平成24年4月で、藤井五冠より3カ月早い。

会見で、藤本新四段は「棋士としての実力があるか分からない。ひどい負け方をしないよう、良い将棋を指したい」と抱負を語り、目標とする棋士に羽生善治九段(51)を挙げた。棋風は、居飛車党で相掛かりが得意という。

斉藤新四段は「(25歳という)遅いデビューなので伸びしろがない気もするが、頑張っていきたい」と気を引き締めていた。また、「自分は振り飛車党の序盤型。将棋界には振り飛車党が少ないので、振り飛車を盛り上げていきたい」とも語った。目標とする棋士は木村一基九段(49)とした。

同門の藤井五冠については「(藤井五冠は)すごいスピードで奨励会を抜けられた。自分より強いことは分かっているので、自分なりに頑張っていきたい」と話した。

三段リーグ戦は年2回開かれ、各自18局を行い、原則として上位2人しか棋士になれないという狭き門。ただし、3位には次点がつき、次点2回で棋士となる。

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