囲碁界最多11連覇、愛息とともに井山本因坊就位式

第77期本因坊戦で11連覇を達成した井山裕太本因坊は、就位式で允許状を披露する
第77期本因坊戦で11連覇を達成した井山裕太本因坊は、就位式で允許状を披露する

第77期本因坊戦七番勝負を制し、囲碁界では単独1位となる11連覇を達成した井山裕太本因坊(33)の就位式が9日、東京都内のホテルで行われ、日本棋院の小林覚理事長から就位を認める允許(いんきょ)状が授与された。

5~6月に行われた七番勝負には、一力遼棋聖(25)が本因坊戦に初挑戦。「(1~3月に行われた)棋聖戦では負けている相手。最も大変な相手がきた」と振り返った井山本因坊だが、本因坊戦七番勝負史上最長の357手を要した第1局を最も差の小さい半目差で勝利すると、そのまま4連勝のストレート勝ち。本因坊10連覇で並んでいた趙治勲二十五世本因坊(66)と自身の記録を更新する七大タイトル最多連覇の単独1位に躍り出た。

「結果は望外のものだったが、苦しい時間帯が多く課題の残ったシリーズだった」と謙虚に反省しながら「数少ないチャンスを、結果に結びつけられたのはよかった」と話した。

直後に打たれた碁聖戦でも一力棋聖に3連勝し防衛。現在は3連覇をかけた名人戦七番勝負で、芝野虎丸九段(22)の挑戦を受けている。

就位式には1歳6カ月の長男も初参加。ときおり、声をあげたため「暴れ出さないか不安で、話す内容を忘れそうだった」と苦笑いした井山本因坊だが「まだ未熟な部分が多い。高いレベルの戦いができるよう、自分を高めていけたら」と決意をこめた。

会員限定記事会員サービス詳細