日本中央競馬会(JRA)は9日、英国のエリザベス女王の死去を受けて弔意を表明し、競馬界への多大な貢献に敬意を表してJRA施設で半旗の掲揚を行うと発表した。
所有馬が2000ギニー、オークスといった英国のクラシック競走を勝つなど、馬主としても知られた女王とJRAの関わりは深い。1975年の女王来日を記念してJRAはGⅠレースの「エリザベス女王杯」を創設し、翌76年に第1回を開催。女王から親書を賜ったこともあったという。
JRAの後藤正幸理事長は「女王陛下の競馬への情熱と貢献は、競馬に関わる全ての者にとって大きな誇りであり、その名前を冠した競走は世界中で愛されています。心からご冥福をお祈りいたします」とコメントした。