環境危機時計「極めて不安」の9時35分 気候変動反映

旭硝子財団は8日、地球環境の悪化に対する各国の専門家の危機感を時刻で表す「環境危機時計」が、今年は「極めて不安」を示す9時35分だったと発表した。昨年から7分戻り、2年連続で改善したが、依然として厳しい見方が続く。最も深刻な問題として「気候変動」や「生物多様性」を挙げた人が多かった。

地域別ではアジアやオセアニアで昨年より10分以上改善した。中国の若い世代が自国の環境対策を評価したことなどが影響したとみられる。一方、北米や東欧・旧ソ連などでは10分以上進んだ。日本は世界平均に近い9時33分で昨年から3分改善した。

環境危機時計は毎年、同財団が環境問題に関わる専門家や政府、非政府組織(NGO)職員らにアンケートし発表。深刻さを0時1分からの12時間で表現し、9時を過ぎると「極めて不安」な状態を示す。今年は127カ国の1800人余りの回答を分析した。

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