「床は乾燥に近い状態」スーパーで転倒し負傷、客側が逆転敗訴

大阪地・高裁=大阪市北区
大阪地・高裁=大阪市北区

スーパー「イズミヤ長岡店」(京都府長岡京市)の店内のぬれた床で転んでけがをしたとして、客だった男性がイズミヤ(大阪市)に約205万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が8日、大阪高裁であった。松井英隆裁判長は、イズミヤ側の過失を認めて約56万円の賠償を命じた昨年12月の1審京都地裁判決を取り消し、請求を棄却した。

1審判決は、転倒後の男性の衣服が水分を含んでいたとして床がぬれていたと認定。しかし松井裁判長は、清掃員が固く絞ったモップで床を拭いていたと証言したことなどから「床は乾燥に近い状態で、転倒の危険はなかった」と指摘。後方に転倒したとする男性の主張は、男性が前方に倒れる様子を記録した店の防犯カメラの映像と食い違っているとして、男性の主張には不自然な点があり信用できないとした。

その上で男性が何らかの理由でバランスを崩したことが原因の可能性があり、イズミヤ側の過失は認められないとした。

会員限定記事会員サービス詳細