米アップルが発表間近か 新型スマホ「iPhone 14(仮)」の注目ポイント4選

欧州で規格統一の動きが出る以前から、18年10月発売の「iPad Pro」を皮切りに、「iPad」(いわゆる無印iPad)を除くタブレット端末や「MacBook Air」など自社製PCでUSB-Cを採用していたアップル。24年秋以降も、これまで通りUSB-Cとライトニングのダブル展開を継続する可能性もあるものの、欧州向けに販売するiPhoneのみをUSB-Cに対応させ、それ以外の地域向けにはライトニングを継続するという方針は、製造コストなどを考えると現実的ではないだろう。

「iPad Pro」などでUSB-Cポートを搭載。利用の幅が広がっている(出典:同社公式Webサイト)
「iPad Pro」などでUSB-Cポートを搭載。利用の幅が広がっている(出典:同社公式Webサイト)

実際、アップル側はEUの新ルールに対応する動きを見せているようだ。アップル製品の事情に詳しいMing-Chi Kuo氏は自身の公式Twitterアカウント(@mingchikuo)で、「私の最新の調査は、23年下半期の新型iPhoneはライトニングポートを捨て、USB-Cポートに変更されることを示している。USB-Cはハードウェア設計上、iPhoneの転送速度や充電速度を向上させる可能性がある。ただ、最終的な仕様の詳細はまだiOSのサポートに依存している」と投稿している。

同じく事情通の米経済誌BloombergのMark Gurman記者も自身の公式Twitterアカウント(@markgurman)で「アップルは確かにライトニングからUSB-Cへの変更を計画している」と投稿。「旧型アクセサリー(ライトニング)同様、新型コネクタを搭載した次世代機をテスト中だ」とした。

特にMing-Chi Kuo氏は事前リークの情報精度が高いことで知られる人物として、アップルユーザーの中では知られた人物。アップルは「iPhone 4s」以降、毎年秋(特に9月)に新機種を発表する傾向にあり、Ming-Chi Kuoの投稿内容が正しいものだと仮定するならば、今回発表されるであろう新型iPhoneが、ライトニングを搭載する最後の機種になる可能性が高いといえるだろう。

「Touch ID」復活は2025年以降?

新機種では指紋認証「Touch ID」(タッチID)の動向も注目点の1つだ。13年9月発売の「iPhone 5s」で初搭載され、「iPhone 8」までPCを含めたアップル製端末での導入が進んだ。セキュリティ向上とともにiPhoneでの決済時などでパスワード入力が不要となるなど利便性が高い機能だったが、「iPhone X」(17年11月発売)以降はiPhoneシリーズでホームボタンが廃止となり、認証機能がタッチIDから顔認証の「Face ID」に移行した。

指紋認証「Touch ID」(出典:同社公式Webサイト)
指紋認証「Touch ID」(出典:同社公式Webサイト)

だが、コロナ禍でマスク生活が国内外で定着。アップルはマスクを着用した状態でも認証できるようOSをアップデートしたが、再び指紋認証搭載へのニーズが高まっている。

OSアップデートでマスク着用状態でもロック解除できるようになった「Face ID」(出典:同社公式Webサイト)
OSアップデートでマスク着用状態でもロック解除できるようになった「Face ID」(出典:同社公式Webサイト)

現行のiPhoneシリーズの主力機ではタッチID搭載は「iPhone SE」(第3世代)のみとなっている一方、中古スマホを販売するムスビーが発表している最新の中古スマホ人気ランキングでは、1位が「iPhone SE」(第2世代)で、4位までをタッチID搭載機種が占めた。

ムスビーの中古スマホ人気ランキング
ムスビーの中古スマホ人気ランキング

一見するとタッチIDの人気が高いように見えるが、中古携帯電話を中心としたデバイスの売買、レンタルを個人・法人に展開するニューズドテック(旧:携帯市場) マーケティング部部長の冨永潤一氏は、指紋センサーの有無は「(人気の)要因としては小さい。人気の要因は最新OSにアップデートできること」との見解を示している。

タッチIDにはiPhoneの歴代モデルのようにホームボタンに搭載するパターンに加え、「iPad Pro」「iPad Air」のように端末上部の電源ボタンに搭載するパターン(「iPad mini」も最新機種で搭載)もある。

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