レーダー照射問題協議 ソウルで日韓防衛次官級会談 対面で6年ぶり

日韓防衛次官級協議に先立ち、韓国国防省が開いた「ソウル安保対話」に参加した岡真臣防衛審議官(右)と韓国の申範澈国防次官=7日、ソウル(共同)
日韓防衛次官級協議に先立ち、韓国国防省が開いた「ソウル安保対話」に参加した岡真臣防衛審議官(右)と韓国の申範澈国防次官=7日、ソウル(共同)

【ソウル=時吉達也】韓国国防省の申範澈(シン・ボムチョル)次官と防衛省の岡真臣防衛審議官は7日、ソウルで会談した。次官級の対面協議は2016年9月以来6年ぶり。申氏は会談後、両国間の懸案となっている韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題について、解決に向け「実務者レベルでの追加協議を行うことになった」と明らかにした。

日韓防衛当局は18年のレーダー照射問題などで関係が悪化。5月に発足した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は関係修復に意欲を示している。

韓国国防省は、未来志向の観点から国防協力の正常化が必要だとの認識で一致し、会談が実現したと説明した。防衛省によると、会談では北朝鮮の核・ミサイル問題などを受け、日韓、日米韓の連携がますます重要であると確認。3カ国協力を推進するとした。

一方、韓国側が19年、日本に一時破棄を通告した軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、申氏は記者団に対し「議論は全く行われなかった」と述べた。

協議は各国の政府高官らを集めて安全保障問題を話し合う「ソウル安保対話」(6~8日)に合わせて行われた。

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