トラス氏が英新首相就任 女王が任命、女性は3人目

6日、英北部スコットランドのバルモラル城で、トラス新首相(右)を迎えるエリザベス女王(AP)
6日、英北部スコットランドのバルモラル城で、トラス新首相(右)を迎えるエリザベス女王(AP)

【ロンドン=板東和正】ジョンソン英首相の後任として与党・保守党の党首に選出されたトラス外相(47)は6日、エリザベス女王の任命を受けて新首相に就任した。ロシアによるウクライナ侵攻への対応や記録的なインフレの対策などが喫緊の課題となる。

トラス氏は故サッチャー氏、メイ氏に続く英史上3人目の女性首相となった。6日の任命は、女王の静養先である北部スコットランドのバルモラル城で行われた。ジョンソン氏は同日退任した。

トラス氏は5日、「厳しい時代を乗り越え、経済を成長させ、英国の潜在能力を発揮させるため大胆な行動を起こす」とツイッターで決意を示した。英国では7月のインフレ率が前年同月比で10%に達し、1982年以来約40年ぶりの高水準を記録。トラス氏は対策として年間300億ポンド(約4兆9千億円)規模の減税に加え、法人税率引き上げの凍結を掲げる。

外交面では、ジョンソン政権が米国とともに牽引(けんいん)してきたウクライナ支援や、インド太平洋戦略をめぐる日米との連携の強化が焦点となる。トラス氏は中露に強硬姿勢をとったジョンソン政権の路線を引き継ぐ見通しだ。

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