国内最大のグリーン水素施設新設 再エネから、山梨県とサントリー合意

国内最大の再生可能エネルギーによる水素製造施設新設で合意した山梨県の長崎幸太郎知事(左)とサントリーHDの小野真紀子常務執行役員=5日、東京都港区
国内最大の再生可能エネルギーによる水素製造施設新設で合意した山梨県の長崎幸太郎知事(左)とサントリーHDの小野真紀子常務執行役員=5日、東京都港区

山梨県と飲料大手サントリーホールディングス(HD)は5日、再生可能エネルギーから製造する水素「グリーン水素」の国内最大となる製造施設を、同県北杜市に新設することで合意した。同社工場内で燃料として利用、燃料電池自動車などに供給する水素ステーションなどを計画する。

長崎幸太郎知事と同HDの小野真紀子常務執行役員が同日、東京都内で合意書を締結した。

県は東レや東京電力HDなどと共同で、太陽光発電の電力を使い水を電気分解して水素を作る「P2Gシステム」の実用化を進めている。今回、北杜市にあるサントリーのミネラルウオーター工場とウイスキー蒸留所に大規模なP2Gシステムを令和6年度末までに設置し、グリーン水素を生成することにした。

設備規模は16メガワットで、再生可能エネルギー利用の水素製造施設では「福島水素エネルギー研究フィールド」(福島県浪江町)の10メガワットを上回り国内最大、世界的にも最大級となる。

同社はこれまで重油などを使っていたボイラー燃料を水素に切り替え、熱源として活用していくことで、脱炭素への取り組みを強化していく。

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