風太の15年、漫画で発信 「頑張りを後世に伝えたい」

2005年に撮影されたレッサーパンダの「風太」=千葉市動物公園
2005年に撮影されたレッサーパンダの「風太」=千葉市動物公園

後ろ脚で直立する姿で一世を風靡した千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」家族の15年を、4こま漫画でまとめた「レッサーパンダ風太一家」(河出書房新社)が刊行された。風太は7月に19歳となり、人間だと80歳以上で最近は立ち姿も披露しなくなった。著者は「高齢になった風太の頑張りを後世に伝えたい」と語る。

レッサーパンダ舎の前で写真に納まる中野志保さん=8月、千葉市動物公園
レッサーパンダ舎の前で写真に納まる中野志保さん=8月、千葉市動物公園

レッサーパンダの魅力を発信する団体「風太ァズ」代表の中野志保さん(44)が描き上げた。中学生の時にテレビで見たレッサーパンダに興味を持ったという中野さん。2005年、愛らしい立ち姿で脚光を浴びる風太を目にし、再び夢中になった。

本では、長年観察してきた日常の姿や、風太の食の好みや性格などの豆知識を紹介。たくさんの子や孫に恵まれた風太の家系図も載せている。

取材に応じる「レッサーパンダ風太一家」の著者、中野志保さん
取材に応じる「レッサーパンダ風太一家」の著者、中野志保さん

160ページで1650円。

会員限定記事会員サービス詳細