戦艦「大和」機銃員の戦い(14)重油の海にわれ一人2022/9/5 16:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へ反応後檣付近に命中弾をうけ、火災を発生した戦艦「大和」(月刊「丸」・昭和53年2月号収載。筆者は戦艦「大和」機銃員)そうこうするうち、敵はついにわが艦が極端に速力をうしなったことをさとり、このときとばかり、さらにはげしく、かさにかかって攻めてくるが、すでにわれはどうすることもならず、ただ赤腹の見えだした舷側のうえで、敵の機銃掃射をけんめいにさけるのが、精一杯であった。