「もう会えない」「先に逝く」家族宛て便箋に 女性殺害の容疑者自殺

高井(旧姓・松田)凛容疑者(本人のインスタグラムから)
高井(旧姓・松田)凛容疑者(本人のインスタグラムから)

大阪府高槻市で昨年7月、保険金目的で資産家女性を殺害したとして殺人容疑などで再逮捕された高井(旧姓・松田)凜(りん)容疑者(28)が大阪府警福島署の留置施設で自殺した問題で、凜容疑者が家族宛てに残した便箋に「もう会えない」「先に逝く」と書かれていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。

また救急搬送時に着用していたTシャツの裾部分が裂かれていたことも判明。他にも私物の複数枚のTシャツが裾が裂かれた状態で見つかっており、凜容疑者が何らかの方法で居室に持ち込んだ上、裾を束ねて首をつったとみられる。府警は自殺までの経緯を詳しく調べる。

捜査関係者によると、便箋は私物のノートに挟んであり、自殺3日前の8月29日に同署が回収。両親らに宛てて「先に逝くのを許してください」「もう会えない」などと記されていた。事件への関与については言及はなかったという。

府警留置管理課によると、凜容疑者は搬送時、私物の黒いTシャツを着用していたが、裾が裂かれているのが確認された。留置施設内の私物保管庫からは、同様に裾が裂かれたTシャツが複数枚見つかった。

8月26日の私物点検の際は、こうした衣服の破損は確認されておらず、同日以降の就寝時間中などに署員の目を盗んでTシャツを加工した疑いがある。

福島署は自殺をほのめかす便箋の内容を把握した同30日から巡回の回数を増やしたが、監視レベルが最高度の「特別要注意被留置者」に指定したり、24時間の対面監視をしたりといった措置を取らなかった。便箋の内容について府警本部の留置管理課に報告していなかったこともすでに明らかになっている。

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