島根・山口沖の海洋ガス田 商業生産に至らず 年度内に再調査を判断

石油・天然ガス開発大手のINPEX(インペックス)は2日、島根と山口両県の沖合で実施していた天然ガスと石油の試掘調査を8月26日に終了したと発表した。天然ガスなどの存在は確認したが、商業生産には至らない規模と判断した。国内で新規に海洋ガス田の開発が始まれば約30年ぶりで、調査の結果が注目されていた。

同社は今回の調査で得られたデータを分析し、年度内に評価を取りまとめた上で、同海域の別の場所で再度調査を行うかの判断をする。

調査は両県の沖合約130~150キロの地点で今年5月から実施。海面から約3440メートルの深さまで採掘し、天然ガスと石油の存在を確認したが、商業生産は困難な埋蔵量だったという。

天然ガス鉱業会によると国内では新潟、千葉、秋田、宮崎の各県や北海道などで陸上を含めて天然ガスを生産している。ただ生産は限定的で、ほぼ全量をオーストラリアなど各国からの輸入に依存している。INPEXは島根・山口沖で平成28年にも調査を実施していた。

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