梅雨明け、実は「7月下旬」 気象庁修正 1カ月遅く

気象庁=東京都港区虎ノ門
気象庁=東京都港区虎ノ門

気象庁は1日、各地方の梅雨入り・明けの確定値を発表した。九州から関東甲信の梅雨明けは7月下旬と、速報値よりも1カ月程度後ろにずらすなど、大幅に修正した。気象庁は「偏西風の蛇行をうまく予測できなかった」と原因を分析している。

同庁によると、広範囲で速報値と確定値が1カ月程度ずれるのは、梅雨入りや明けの発表が始まった平成9年以降、初めて。多くの地方で観測史上最速の梅雨明けとされていたが、記録ではなくなった。

気象庁によると、6月下旬から7月初めまで晴れの日が続き、速報値での梅雨明けの根拠となったが、7月中旬から上空の寒気により不安定な天候となり、これ以降、曇りや雨の日が10日程度発生。そのため気象庁は「この時期も梅雨に含めるのが妥当」と判断。九州南部と北部、四国、中国、近畿、東海、関東甲信の7地方について、速報値よりも24~28日間ずらした7月下旬での梅雨明けが確定した。北陸と東北については、梅雨明けを特定できないとした。

今年は日本列島付近の上空を西から東へ流れる偏西風が蛇行したことが特徴として挙げられ、猛暑や前線の停滞による大雨をもたらした。気象庁は「偏西風があまり蛇行しないと予想していた。予測技術を向上させなければならない」と振り返った。

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