欧州干ばつ「500年で最悪」 EUが警告

フランス中部で水不足の影響を受けるヒマワリ=8月8日(AP=共同)
フランス中部で水不足の影響を受けるヒマワリ=8月8日(AP=共同)

記録的な熱波と少雨に見舞われた欧州各地で、深刻な干ばつが続いている。欧州連合(EU)は「少なくとも過去500年で最悪の状況」と警告。農作物のほか水力発電への影響も指摘され、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー供給不足に拍車をかける恐れもありそうだ。

EUの行政執行機関、欧州委員会は8月、欧州の干ばつに関する報告書を公表。欧州の47%で土壌の水分が不足し、17%で農作物などへの影響が見られると指摘した。干ばつの影響で、過去5年間の平均と比較してトウモロコシの収穫量が16%、大豆が15%それぞれ減少したと推計している。

水位が下がったライン川=8月10日、ドイツ・ケルン(AP=共同)
水位が下がったライン川=8月10日、ドイツ・ケルン(AP=共同)

欧州各地で河川の水位低下が見られ、水力発電のほか、水力以外の発電所でも冷却システムに深刻な影響が出ていると指摘。オランダでは石油や石炭の船舶輸送に深刻な影響が出ているとしている。(共同)

枯渇したハンガリー中部の湖=8月11日(AP=共同)
枯渇したハンガリー中部の湖=8月11日(AP=共同)


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