9月1日付で囲碁・藤田怜央初段史上最年少プロに 

藤田怜央初段
藤田怜央初段

囲碁の関西棋院から史上最年少の9歳4カ月で、大阪市の小学3年生、藤田怜央(れお)初段が9月1日付でプロ入りする。プロ制度が整った中国と韓国の最年少記録の9歳7カ月を抜き、世界でも最年少とみられ、小学校に通いながらのプロ棋士生活が始まる。

藤田初段は、関西棋院が将来有望な人材を採用するため4月に新設した「英才特別採用規定」の適用第1号。試験対局や棋譜審査を経て7月に合格した。日本棋院が先行して同様の制度を作り、平成31年4月に仲邑菫(なかむら・すみれ)二段(13)が10歳0カ月でプロ入りした。

藤田初段の最初の仕事は、2日に行われるトップ棋士、余正麒(よ・せいき)八段(27)との記念対局。囲碁界では、プロ入りした初段は、一線で活躍する棋士と記念対局で腕試しをするのが通例という。

相手を務める余八段は台湾出身。今年3~4月に行われた「大和ハウス杯 第60期十段戦五番勝負」(産経新聞社主催)に挑戦し、8月29日には王座戦五番勝負への挑戦を決めたばかりのトップ棋士だ。

余正麒八段
余正麒八段

2人の対局は初めて。余八段は藤田初段の棋譜審査もしており「9歳と思えないほどの実力がある。将来、関西棋院を背負う棋士になってほしい」と期待を込める。一方、藤田初段は尊敬する棋士として余八段を挙げ、「打てることになり、うれしい」と話した。

記念対局は午後3時、大阪市中央区の関西棋院で行われ、藤田初段がわずかなハンディをもらう「定先(じょうせん)」で打つ。持ち時間は各1時間。関西棋院のホームページで棋譜進行が中継される。

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