「TICAD成功だった」とチュニジア大統領

28日、TICAD閉幕後、共同記者会見する(右から)林外相、チュニジアのサイード大統領、セネガルのサル大統領=チュニジア・チュニス(共同)
28日、TICAD閉幕後、共同記者会見する(右から)林外相、チュニジアのサイード大統領、セネガルのサル大統領=チュニジア・チュニス(共同)

チュニジアのサイード大統領は28日、首都チュニスで開かれた日本主導の第8回アフリカ開発会議(TICAD)閉幕後の共同記者会見で、アフリカは依然、テロなど多くの問題に苦しんでいるとして、次世代のより良き未来のため「日本や他国と連携していきたい」と述べた。

連携が具体的な成果につながる必要があるとも語った。TICADについては、成功だったと強調した。

アフリカ連合(AU)の議長を務めるセネガルのサル大統領は会見で、新型コロナウイルスとウクライナ危機によってアフリカ経済は打撃を受けたと述べた。「われわれは強靱で柔軟な社会をつくる必要がある」とし、日本には保健分野などでの協力を求めた。

サイード氏は、テロの撲滅に向けた教育の重要性も訴えた。サル氏は「安全や平和がなければ発展はない」として、テロ対策への財政的支援を求めた。(共同)

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