囲碁王座戦に余正麒八段が挑戦、10月から井山裕太四冠と対戦

囲碁の第70期王座戦挑戦者決定戦で余正麒八段(中央)は芝野虎丸九段を破り五番勝負進出を決めた。親友の許家元十段(左)が感想戦を見守る
囲碁の第70期王座戦挑戦者決定戦で余正麒八段(中央)は芝野虎丸九段を破り五番勝負進出を決めた。親友の許家元十段(左)が感想戦を見守る

囲碁の第70期王座戦の挑戦者決定戦が29日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、余正麒(よ・せいき)八段(27)が芝野虎丸九段(22)を破り、6期ぶりの五番勝負登場を決めた。余八段は今期、最終予選で大西竜平七段(22)を破ったあと、16人で争う本戦トーナメントで大場惇也七段(38)、大西研也四段(27)と安斎伸彰七段(37)を下してきた。

通算8期目を目指す井山裕太王座(33)=四冠=とのシリーズは10月21日に開幕する。余八段は「久々に王座戦に挑戦できるのはうれしい。井山さんは(勝負するのが)大変な相手。前回よりはいい戦いができるよう頑張りたい」と語った。台湾出身、プロ14年目の余八段が七大タイトルの挑戦手合に進むのは4度目。第64期王座戦(平成28年)と第55期十段戦(29年)ではいずれも井山王座に敗れている。

敗れた芝野九段は、進行中の名人戦七番勝負に続いての挑戦はならなかった。

今年3~4月に行われた「大和ハウス杯 第60期十段戦五番勝負」に挑戦した余八段は、許家元(きょ・かげん)十段(24)に敗れ、初の七大タイトル獲得を逃した。8人総当たりの本因坊戦リーグでも3月まで6戦全勝だったが、最終局で芝野九段に敗戦。プレーオフでも一力遼棋聖(25)に敗退し、七番勝負への挑戦を逃していた。

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