〝永遠の中学生男子〟フィッシャーズ 桁違いの行動力、ユーチューブ席巻

取材でも息の合ったやり取りを繰り広げた「フィッシャーズ」の(左から)マサイさん、シルクロードさん、ザカオさん、ンダホさん
取材でも息の合ったやり取りを繰り広げた「フィッシャーズ」の(左から)マサイさん、シルクロードさん、ザカオさん、ンダホさん

中学生男子のノリや遊びを桁違いの行動力でスケールアップさせた動画を公開し、幅広い世代から支持されるのが6人組グループ「フィッシャーズ」だ。中学時代の同級生だけあって、動画の一体感はピカイチ。チャンネル登録者数は750万人を超えた。リーダーのシルクロードさん(28)は「『日本のユーチューバーグループといったらフィッシャーズ』といわれるような、世界でも最高レベルのグループでいたい」と意欲を燃やす。

動画投稿数は2700超。ゲーム実況やアスレチック挑戦、100分間鬼ごっこ…。ジャンルは多種多様だが、大切なのは自分たち自身が楽しいかどうか。ザカオさん(28)は「僕らは動画の本筋と全く関係ないところでも本気で盛り上がる。いい意味でバカだなあ、っていう感じ。そんな僕らを見て、一緒に楽しんでほしい」と語る。

令和元年、動画配信のアカデミー賞といわれる「ストリーミー賞」を日本人初受賞。2年には国内初となる単独チャンネルでの計100億回視聴を達成した。日本を代表する人気を獲得する一方、今も目線はやんちゃな少年たちのままだ。

これまで世界各地をロケで訪れ、漫画家ら憧れの人にも会えた。ンダホさん(28)は「普通だったら絶対できないことができた」と振り返る一方、「華やかに見えるのは動画に映る5%だけ。あとの95%は準備や編集など本当に地味」と苦笑いする。

「苦手を強みに変えられるところがいい」。マサイさん(27)は動画配信の魅力をこう話す。「僕は運動が苦手で、オランダの水上アスレチックでは人生で一番情けない姿をさらけ出した。でも、その動画は4千万回以上も再生され、多くの人に笑ってもらえてうれしかった」

シルクロードさんのやりたいことの一つは「学校を建てること」。「ユーチューブは自己表現ができる、自己肯定の場所。『そのノリ、いいよね』と言ってくれる人が必ずいる」。彼らならきっと、本当に夢を実現させてしまうのだろう。

フィッシャーズ(Fischer’s) 平成22年、東京・葛飾の中学校の同級生で結成した「思い出系ネットパフォーマンス集団」。中学の思い出として動画投稿を始めた。個性豊かな掛け合いやライブ感、息ぴったりな各メンバーの関係性が見どころ。

ユーチューバーの制作舞台裏や、その素顔を紹介する特別展「動画クリエイター展」が、10月8日から来年4月2日まで日本科学未来館(東京・お台場)で開催される(同館、産経新聞社主催)。

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