米海軍のイージス巡洋艦が台湾海峡を通過したことを受け、中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は28日「いかなる挑発行為も挫折させる準備がある」との報道官談話を発表した。中国の著名な論客やメディアも反発した。
報道官は、米軍の動向は「東部戦区が全行程を監視、警戒し、掌握している」と強調した。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報の胡錫進前編集長は「米国が非常に非友好的な勢力だとわれわれに知らしめるものだ」と強調し、台湾問題の解決は「加速されるべきだ」と主張した。
中国メディアは、米軍が台湾海峡を通過すれば「中国は必ず対抗措置を取る」とした秦剛駐米大使の8月中旬の発言を引用した。(共同)