中国元副首相「日中は運命共同体」 国交50年で

中国政府系シンクタンクの中国社会科学院は27日、日中国交正常化50周年に関するシンポジウムをオンラインも活用し開いた。劉延東元副首相は「両国は互いに依存し協力している。既に関係が緊密で離れられない運命共同体となった」と評価した。社会科学院が発表した。

同院はシンポを報道陣に公開予定だったが、北京の新型コロナウイルスを巡る状況が「厳しい」として記者への公開を見送ると通知した。北京では最近、入国者を除く感染者が数人出る日がある。

発表によると垂秀夫駐中国大使はシンポで、両国首脳が関係改善を主導することが急務だと訴えた。中国の孔鉉佑駐日大使は米下院議長の台湾訪問を念頭に、台湾海峡を巡る情勢が敏感な状況にあると強調。日本に対し言動を慎むよう求めた。(共同)

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