上皇后さまは26日、宮内庁病院で検査のため、皇居に足を運ばれた。宮内庁によると、上皇后さまは今月、静脈に血の塊ができる「深部静脈血栓症」との診断を受けたといい、経過観察の検査のためのご訪問。血栓ができたのは右ふくらはぎで、現時点でご生活に支障はないという。
午前10時すぎ、皇居・半蔵門を入る際には、上皇后さまは車の窓を開け、会釈をして沿道の人に応じられた。
深部静脈血栓症は、血栓が肺に流れるなどした場合に、肺塞栓(そくせん)症を起こす可能性があり、適度な運動や水分の摂取が予防につながるとされる。宮内庁によると、上皇后さまはお住まいのある赤坂御用地で、上皇さまとともに日課の朝夕の散策を続けられている。