新入社員自殺、謝罪し和解 三菱電機、パワハラ認め

自殺した三菱電機の男性新入社員が残した書き置き=2019年12月、東京・霞が関
自殺した三菱電機の男性新入社員が残した書き置き=2019年12月、東京・霞が関

三菱電機の20代の男性新入社員が令和元年に自殺した問題で、同社が当時の教育主任のパワハラ発言が原因と認めて謝罪し、再発防止を約束することで、遺族と裁判外で和解したことが26日、分かった。遺族代理人の嶋崎量弁護士らが東京都内で記者会見し、明らかにした。和解は23日付で男性の命日に当たる。同社は「労務問題の再発防止を経営の最優先課題とし全力で取り組む」、遺族は「全ての職場でハラスメントのない環境を構築してほしい」などとのコメントした。

和解合意書では、過去にもパワハラをしていた主任を教育担当にするなど同社側の安全配慮義務違反を認め、男性の自殺後、主任を出勤停止7日の軽微な処分で済ませたことを謝罪。全社員にハラスメント研修をするなど再発防止策を定め、実施状況を5年間、遺族に報告する。弁護士によると、男性は元年4月に入社し、同7月に兵庫県尼崎市の生産技術センターに配属、翌8月に自殺した。主任から「次、同じ質問して答えられんかったら殺す」「自殺しろ」などといわれたことをメモに記していた。

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