皇室ウイークリー

(758)紀子さま、女性研究者とご懇談 久子さま、工具の製作をご体験

「特別研究員―RPD研究交流会」の懇談会で出席者と言葉を交わされる秋篠宮妃紀子さま=19日午後3時15分、東京都港区
「特別研究員―RPD研究交流会」の懇談会で出席者と言葉を交わされる秋篠宮妃紀子さま=19日午後3時15分、東京都港区

天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは今週、皇居・御所で静かに過ごされた。お三方は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、令和2年以降、夏恒例の地方の御用邸での静養を控えられている。

秋篠宮妃紀子さまは19日、明治記念館(東京都港区)を訪問し、「特別研究員-RPD研究交流会」に参加された。「特別研究員-RPD」は、出産や育児で研究を中断した若手研究者の現場復帰を支援する日本学術振興会の事業。紀子さまは同会の名誉特別研究員を務められている。

紀子さまは交流会で、この事業で支援を受けた女性研究者らの経験談をメモを取りながら熱心にお聞きに。その後、参加者らと懇談し、「研究と子育てを両立されていることがいろいろと参考になり、学びもいろいろありました」「私も励まされるような思いです」と言葉をかけられた。

 「特別研究員―RPD研究交流会」に臨席し、発表を聞かれる秋篠宮妃紀子さま=19日午後2時8分、東京都港区
「特別研究員―RPD研究交流会」に臨席し、発表を聞かれる秋篠宮妃紀子さま=19日午後2時8分、東京都港区

紀子さまは24日、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(同)で、カナダ・トロントを拠点にオンラインで開催された「第13回母子健康手帳国際会議」を視聴された。

紀子さまは会議の開会式に英語でビデオメッセージを寄せ、「母子健康手帳は、母親とその家族が、耳を傾けて支援してくれようとしている医療従事者やボランティアと意思を疎通するために役立ちます」とご説明。「この会議が、妊娠中の女性、育児中の母親、新生児、子どもやその家族を支援する上で大きく貢献し、子どもたち一人ひとりが成長して私たちの未来を築く役割を担うことができるように願っております」と述べられた。

 第13回母子健康手帳国際会議に寄せたビデオメッセージで、お言葉を述べられる秋篠宮妃紀子さま=17日、赤坂御用地内の宮邸(宮内庁提供)
第13回母子健康手帳国際会議に寄せたビデオメッセージで、お言葉を述べられる秋篠宮妃紀子さま=17日、赤坂御用地内の宮邸(宮内庁提供)

母子愛育会の総裁を務める紀子さまは、母子の健康に関する活動に精力的に取り組まれている。平成28年に東京、30年にタイでそれぞれ行われた国際会議に出席したほか、コロナ禍で開催方法を変更して行われた令和3年にはウェブセミナーを視聴されている。

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