上毛かるた歴代全札、英語版も勢ぞろい 群馬大中央図書館、ウェブでも公開

上毛かるた初版(昭和22年)の絵札と読み札(群馬大中央図書館提供)
上毛かるた初版(昭和22年)の絵札と読み札(群馬大中央図書館提供)

戦後、まだ焼け跡の残る昭和22年につくられた群馬名物「上毛かるた」。その後、2度の改訂が施されたが、そんな歴代かるた全札と、3種類の英語版上毛かるたの全札を一堂に集めた「上毛かるたと群馬のかるた展」が群馬大中央図書館(前橋市)の1階ギャラリーで開かれている。ウェブサイト上でも公開されており、「絵札の変遷、読み札の英訳との違いなど、上毛かるたの徹底比較を楽しんでほしい」と話している。(佐藤津世子)

同図書館では、全国300種以上の郷土かるたを所蔵している。令和2年からは「郷土かるたの価値や魅力を多くの人に知ってもらいたい」と、県内の一部郷土かるたをウェブサイトで公開。3年には全国の郷土かるたを追加して公開している。

今回の企画展は、同図書館所蔵に加え、上毛かるた研究家の田村聖志さん(安中市在住)の協力により、歴代上毛かるた(初版昭和22年版、改訂版40年版、再改訂版平成27年版)全札が勢ぞろいする。

一方、英語版上毛かるたは、平成6年に新井すみえ訳が発行され、10年に稲村善二訳、令和2年には県立女子大外国語教育研究所訳が出版された。同図書館の担当者は「初版が公に展示され、皆さんの目に触れる機会は今までほとんどなかった。英語版を含めて、すべての札が並んでいるのは珍しいこと」と話す。

同展では、ほかに、上毛かるたの影響を受けて制作された県外の郷土かるた、上毛かるた競技県大会で授与されたメダル、ウェブサイトでは非公開の県内の郷土かるた17種類も展示(期間中2回入れ替えあり)。上毛かるたや郷土かるたに関する図書の展示と貸し出しも行っている。

ギャラリーでの展示会は入場無料で31日まで(土、日休館)だが、ウェブ上では今後も閲覧できる(英語版は2種類のみ)。展示について担当者は「上毛かるたに限らず、年1回は現物の郷土かるたを展示できるよう考えている。少しずつでも皆さんに見てもらいたい」と話している。

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