トヨタ自動車は23日、小型ミニバン「シエンタ」の新型車を発売した。約7年ぶりの全面改良で、3代目になる。室内の天井までのスペースを従来型より2センチ高くするなどして広い車内空間を確保し、後部のスライドドアの開口部も拡大して楽に乗り降りできるようにした。小さな子供を持つファミリー層などの需要を取り込む。
全長約4・3メートル、全幅約1・7メートル、全高約1・7メートル。1列目と2列目の座席間の距離を最大1メートルに設定。2列目の居住性を高め、足元に買い物かごを無理なく置けるように工夫した。後部にあるスライドドアの開口部の高さも6センチ拡大した。
希望小売価格はガソリン車が195万円から、ハイブリッド車(HV)が238万円から。HVの燃費はクラストップレベルの1リットル当たり28・8キロを実現した。