4年ぶり防災訓練、過去最大規模 群馬・明和町、28日に

群馬県明和町は町役場、町社会体育館、明和メディカルセンタービルの3カ所をシャトルバスでつなぎ、大規模な総合防災訓練を28日に実施する。同町の防災訓練は4年ぶり。近年、全国で自然災害が頻発する中、今までにない大規模な訓練を行うことにより、町、地域、住民それぞれの防災力を向上させ、災害による被害を最小限にするための意識向上につなげたい考え。

メイン会場となる町役場では炊き出し訓練、地震体験、災害ボランティアなどの体験訓練のほか、コンテナホテルなどを展示する。

社会体育館では、ペットの避難訓練を実施。災害時にペットなど動物の命を守る専門組織「災害派遣獣医療チーム(VMAT)」の協力のもと、犬の模型を使った犬の心肺蘇生を体験できる。役場によると、ペットの避難訓練は県内初。社会体育館が災害時にペット同行避難者受け入れ施設になるということを知らない人も多いため、周知のために取り入れたという。

メディカルセンタービルでは、町の自主防災組織と防災士の協力により、避難場所開設訓練を行う。

役場担当者は「明和町は災害の少ない地域だが、防災を身近に感じてもらいたい」と話す。時間は午前9時~正午。訓練に参加すると、抽選で商品が当たるスタンプラリーも。

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