「一日も早く再審無罪を」 愛知1歳男児殺害事件、出所した男性が無実訴え

満期出所し記者会見する、再審請求中の田辺雅樹さん=20日午前、大分市
満期出所し記者会見する、再審請求中の田辺雅樹さん=20日午前、大分市

愛知県豊川市で平成14年、当時1歳10カ月の村瀬翔ちゃんが連れ去られ殺害された事件で、殺人などの罪で懲役17年が確定、19日に大分刑務所を満期出所した再審請求中の田辺(旧姓・河瀬)雅樹さん(55)が20日、大分市内で記者会見を開き「再審無罪になったわけではないので残念だが、出所はうれしい。一日も早く無罪を獲得したい」と話した。

会見には後藤昌弘弁護団長も同席。田辺さんは「威圧的な取り調べを受け、自白してしまった。事件には全く関わっていない」とも強調した。

確定判決によると、14年7月、豊川市のゲームセンター駐車場で、父親の車の中にいた翔ちゃんを連れ出し、約4キロ離れた岸壁から海に落として溺死させた。

捜査段階で自白した田辺さんは公判で一貫して無罪を主張。名古屋地裁は18年に無罪判決を言い渡したが、名古屋高裁は19年、自白の信用性を認め懲役17年とした。最高裁が20年に上告を棄却し、確定した。

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