米が無人機など1千億円分ウクライナに供与

バイデン米大統領=16日、ワシントン・ホワイトハウス(AP)
バイデン米大統領=16日、ワシントン・ホワイトハウス(AP)

【ワシントン=坂本一之】バイデン米政権は19日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、無人偵察機「スキャンイーグル」15機や耐地雷装甲車「マックスプロ」40両、対戦車ミサイルなど最大7億7500万ドル(約1060億円)の追加軍事支援を実施すると発表した。バイデン政権による対ウクライナ軍事支援の総額は、計106億ドル規模となった。

米軍がスキャンイーグルとマックスプロをウクライナに供与するのは初めて。

ロシア軍はウクライナ南部や東部に多数の地雷を敷設しており、無人偵察機で敵情を把握し、装甲車で地雷原を突破する能力の強化を通じ、ウクライナ軍による南部ヘルソンの奪還作戦を後押しする狙いがあるとみられる。

ロシア軍の防空レーダー施設の破壊に向け、ウクライナ軍が保有するミグ戦闘機に搭載可能な対レーダーミサイル「HARM(ハーム)」も供与する。

105ミリ榴弾砲16門と砲弾3万6千発、対戦車ミサイル「ジャベリン」1千基、高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の弾薬なども供与する。

ブリンケン国務長官は19日の声明で「ウクライナの人々が国を守るために必要な支援を続ける」と表明。また、プーチン露大統領は「民間人に悲痛な損害」を与え、民間インフラを破壊していると批判した。

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