宇宙ごみ、地球に落ち死傷者出す確率「10%」 今後10年推定

米フロリダ州の宇宙軍基地で打ち上げられた米スペースXのロケット=4日(AP=共同)
米フロリダ州の宇宙軍基地で打ち上げられた米スペースXのロケット=4日(AP=共同)

人工衛星を打ち上げた際に使ったロケットの残骸などのスペースデブリ(宇宙ごみ)が今後10年間で、地上に落下して死傷者を出す確率が10%に上るとの分析結果を、カナダ・ブリティッシュコロンビア大の研究チームが19日までに明らかにした。宇宙開発の進展に伴い、近年ロケットの打ち上げ回数は増加。リスクが累積し以前考えられていたより危険度が高まっていることが示された形だ。

宇宙ごみは運用を終えたロケット本体や人工衛星の総称で、数ミリからバス程度の大きさのものもある。ロケットの残骸を巡っては、2016年に米スペースX社の燃料タンクがインドネシアに落下。中国の運搬ロケット「長征」の一部が20年にコートジボワールの二つの村に落ち、今年7月末にもフィリピン近海で同様の事象が発生した。

研究チームの論文によると、1992年から30年間で1500以上のロケットの残骸が軌道から外れ、うち約7割が制御不能になっているとみられる。(共同)

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