ゼレンスキー氏と国連総長会談 穀物輸出で協力継続

18日、ウクライナ西部リビウで会談するゼレンスキー大統領(中央)、トルコのエルドアン大統領(左)、国連のグテレス事務総長(右)=トルコ大統領府提供、ロイター
18日、ウクライナ西部リビウで会談するゼレンスキー大統領(中央)、トルコのエルドアン大統領(左)、国連のグテレス事務総長(右)=トルコ大統領府提供、ロイター

国連のグテレス事務総長は18日、ウクライナ西部リビウで同国のゼレンスキー大統領と会談した。ゼレンスキー氏によると、ウクライナからの穀物輸出をめぐる協力継続で合意。同氏はロシアが占拠し軍事拠点化している欧州最大級のザポロジエ原発について、国連による安全確保を求めた。グテレス、ゼレンスキー両氏は18日、トルコのエルドアン大統領を交えた3者会談も行った。

ロシアによる黒海封鎖でウクライナ産の穀物は輸出が停滞。世界的な食料価格高騰の一因となった。国連はトルコとともにロシアとウクライナを仲介し、7月下旬、輸出の枠組みを定めた合意にこぎつけ、今月1日に輸出が再開していた。

ゼレンスキー氏はグテレス氏との会談後、通信アプリで、輸出拡大を視野に国連との連携強化も話し合ったと明らかにした。ゼレンスキー氏はロシアの原発占拠が「計画的なテロ行為」と批判。国連主導で施設の非武装化と露軍からの解放を求める意向を示した。

トルコのアナトリア通信によると、18日、エルドアン氏とゼレンスキー氏の会談も開かれた。

その後、開かれた3者会談でも、ウクライナの穀物輸出などが話し合われたとみられる。

一方、グテレス氏は、穀物輸出を再開した南部オデッサ州の港を19日に訪問。20日にはトルコ・イスタンブールに穀物輸出監視のために設置された「合同調整センター」を視察する予定だ。ロシアによるウクライナ侵攻後、グテレス氏のウクライナ訪問は4月下旬に続き2回目。

国連は原発周辺での戦闘停止を要求。国際原子力機関(IAEA)も現場を調査するための視察団の派遣を検討しているが、視察団の安全確保などが問題となっている。

会員限定記事会員サービス詳細