2年ぶりの川下り 熊本・球磨川、豪雨被害から復興

船頭(右端)と「ともはり」(左端)の2人で球磨川を進む木造船=17日、熊本県人吉市
船頭(右端)と「ともはり」(左端)の2人で球磨川を進む木造船=17日、熊本県人吉市

風を切り、水しぶきを上げながら船が進む。日本三大急流の一つ、熊本県の球磨川を木造船で下る「川下り」が、2020年の豪雨被害から復興を遂げ、今年7月に運航を再開した。「日常が戻ってきた」。船頭たちは喜びを胸に、数百年に及ぶ伝統を継承するべく、試行錯誤を続けている。

8月17日午後、川下りの運営会社「球磨川くだり」の施設(人吉市)は、県内外の観光客でにぎわっていた。各定員14人の船2隻はほぼ満席。宮崎県から家族4人で訪れた公務員(37)は「思っていたより船が揺れて楽しかった。また乗りたい」と笑顔だった。

球磨川が氾濫した2年前の豪雨では、同社の船全12隻が破損した。川の形も変わり、運休に。船の修理や、河床を掘削するなどして再開を目指したが、昨年も大雨に見舞われ、断念した。

球磨川沿いの人吉城跡周辺を進む、川下りの木造船=17日、熊本県人吉市
球磨川沿いの人吉城跡周辺を進む、川下りの木造船=17日、熊本県人吉市

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