北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は18日、新型コロナウイルス感染症対策で首都平壌に投入された朝鮮人民軍の軍医部門の将兵を平壌の「4・25文化会館」に集め、労をねぎらい記念撮影した。北朝鮮メディアが19日報じた。
金正恩氏は演説で「軍が国家の安全と国民の生命財産を脅かす非軍事的な挑戦にも勝利できる完全な能力(を持つこと)を示した」と述べた。
党中央軍事委員会は平壌で感染が疑われる発熱患者が急増していた5月に、医薬品を安定的に供給するため軍医部門を投入した。金正恩氏は今月10日に新型コロナに「勝利した」と宣言し、防疫措置の緩和を表明した。(共同)