神戸新戦力の「槍」と「盾」がACLで躍動、横浜M破る

前半、飯野七聖(左から2人目)の先制ゴールを喜び合う神戸イレブン=埼玉スタジアム(撮影・蔵賢斗)
前半、飯野七聖(左から2人目)の先制ゴールを喜び合う神戸イレブン=埼玉スタジアム(撮影・蔵賢斗)

J1で首位を快走する横浜Mとの対戦。神戸は16位に低迷し、残留争いを強いられている。だが、一発勝負のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は別物。18日に埼玉スタジアムで行われたACLの決勝トーナメント1回戦で、神戸は3-2で横浜Mを破り、そのことを証明した。チームを活性化させたのは、夏季に加わった新戦力の槍(やり)と盾(たて)だ。

槍は鳥栖から移籍した右サイドのスペシャリスト、飯野。前半7分に汰木(ゆるき)のサイドチェンジのパスを受けて先制ゴールを決めると、2-1の後半35分にはサイドラインを割りそうなボールを追いかけて粘り強く拾い、小田の追加点につなげた。快足とスタミナが自慢の飯野は「僕の良さは90分、さぼらずに人の何倍も走ること」と胸を張った。

盾はブラジルから期限付きで加入したセンターバックのトゥーレル。高い危機察知能力と安定感のあるカバリングで横浜Mの波状攻撃をはねかえした。「2人はチームにパワーを与えてくれる。フランスでもプレーしていたトゥーレルは頼もしい。飯野はタフに走ってくれる。今のチームには欠かせない選手だと思う」とは山口。吉田監督は「われわれはチャレンジャー。選手たちが前にいく姿勢を見せてくれた。ACLの残り2試合にもJ1リーグ戦にもつながる勝利だと思う」とうなずく。故障明けのイニエスタをスクランブル起用せずに済んだのも大きい。先発出場の大迫は競り合いで強さを見せ、復調著しい。新生神戸の強さは本物だ。(北川信行)

会員限定記事会員サービス詳細