浪速風

安心材料がほしい

「屋外では、人と近くで会話をするとき以外は、マスクは、必要ありません」―。そう呼びかけるテレビCMをごらんになったことはないだろうか。内閣府と厚生労働省が制作。「特に気温や湿度が高い場合、熱中症を防ぐために、屋外ではマスクを外しましょう。ただし、通勤ラッシュ、病院内、高齢の方に会うときは、マスクを忘れずに」と締めくくる

▶ワクチン接種などが進んだ現在、新型コロナウイルスの脅威はその程度なのだろう。しかし街を歩くと、ほとんどの人がマスクをしたままだ。外しているのは少数派。むやみにノーマスクで出歩いていると、白眼視されかねない雰囲気が根強く残っている

▶感染の「第7波」はピークを過ぎた感があるが、高水準で推移する死者数などを考えると、多くの人が慎重になるのは当たり前だ。蓄積された感染症の恐怖は簡単には消えない。行動制限のない夏が終わりに近づいている。堂々とマスクを外せる安心材料がほしい。

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