皇室ウイークリー

(757)両陛下、全国戦没者追悼式ご臨席 上皇ご夫妻、愛子さま黙禱される

全国戦没者追悼式に臨まれる天皇、皇后両陛下=15日午前11時53分、東京都千代田区
全国戦没者追悼式に臨まれる天皇、皇后両陛下=15日午前11時53分、東京都千代田区

天皇陛下は12日、皇居・宮殿「松の間」で、大串正樹・デジタル副大臣兼内閣府副大臣ら副大臣計26人の認証官任命式に臨まれた。陛下は、岸田文雄首相から官記を受け取った大串氏に、「重任ご苦労に思います」と言葉をかけられた。

副大臣らに対する認証官任命式を終え、退出される天皇陛下=12日午後4時7分、皇居・宮殿「松の間」
副大臣らに対する認証官任命式を終え、退出される天皇陛下=12日午後4時7分、皇居・宮殿「松の間」

天皇、皇后両陛下は15日、東京都千代田区の日本武道館で、全国戦没者追悼式に臨席された。

両陛下は岸田首相の式辞の後、「全国戦没者之霊」と書かれた標柱の前に進み、ご一礼。正午の時報に合わせて、参列者らとともに黙禱(もくとう)された。

全国戦没者追悼式で標柱に一礼される天皇、皇后両陛下=15日午後0時3分、東京都千代田区
全国戦没者追悼式で標柱に一礼される天皇、皇后両陛下=15日午後0時3分、東京都千代田区

続いて、陛下はお言葉を述べられた。一昨年、昨年に続き、新型コロナウイルスの感染防止対策のため参列者の数を絞るなど、規模を縮小して開催された式典で、陛下は「感染拡大による様々な困難に直面しています」と述べ、3年連続でコロナ禍にご言及。「私たち皆が心を一つにし、力を合わせてこの難しい状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくこと」を願われた。

お席に戻り、両陛下は衆参両院議長や最高裁長官、遺族代表の「追悼の辞」をお聞きに。父の出征後に生まれ、母一人に育てられたことなど、これまでの苦労について語った遺族代表の大月健一さんの言葉に、両陛下はうなずきながら耳を傾けられていた。

宮内庁によると、上皇ご夫妻は赤坂御用地(港区)にあるお住まいの仙洞(せんとう)御所で、式典の様子をテレビで見守りながら黙禱をささげられた。また、両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまも同日、皇居・御所で黙禱されたという。

側近によると、両陛下と愛子さまは8月初旬から続く大雨の被害を案じられている。また、お三方は新型コロナの新規感染者数が高止まりしていることなどから、夏恒例の地方の御用邸での静養を控えられる。同行の職員で感染者が出るなどし、現地の医療に負担がかかることを憂慮されたという。コロナ禍でお三方は令和2年以降、夏の御用邸滞在を控えられている。


秋篠宮ご夫妻は16、18日、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸で、国際協力機構(JICA)の海外協力隊員計約100人とオンラインで面会された。隊員らはアジアや南米、アフリカなどに派遣される予定で、宮内庁によると、ご夫妻は現地での仕事内容について質問するなど、和やかに懇談されたという。

結核予防会の総裁を務める秋篠宮妃紀子さまは17日、宮邸と同会本部(千代田区)、カンボジアなどをオンラインでつなぎ、秩父宮妃記念結核予防功労賞世界賞を受賞したカンボジア人医師のマオ・タン・イエン氏や同会関係者と懇談された。紀子さまは令和2、3年にも、同賞の受賞者からオンラインで話を聞かれている。

「第39回産経国際書展」の贈賞式でお言葉を述べられる高円宮妃久子さま=18日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)
「第39回産経国際書展」の贈賞式でお言葉を述べられる高円宮妃久子さま=18日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)

高円宮妃久子さまは18日、港区の明治記念館に足を運び、「第39回産経国際書展」の贈賞式に臨席された。久子さまは最高賞の高円宮賞を受賞した高頭子翠(たかとうしすい)さんに、賞状などを手渡された。

【皇室ウイークリー】は毎週金曜日、「産経ニュース」に掲載している企画です。ニュース紙面ではあまり触れられない各宮家のご活動や、上皇ご夫妻のご様子を含め、宮内庁担当記者が皇室の1週間を振り返ります。紙面で掲載できなかった写真もご紹介しています。さらに「皇室ウイークリー」だけのために撮影した写真も、アップしています。

また皇室のご動静は、産経新聞社が取材協力している扶桑社の季刊誌『皇室 Our Imperial Family』でも、詳しくご紹介しています。

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