近江山田、5戦連続先発に意欲「根気強く投げる」

準々決勝の高松商戦で力投する近江の山田陽翔 =8月18日、甲子園(水島啓輔撮影)
準々決勝の高松商戦で力投する近江の山田陽翔 =8月18日、甲子園(水島啓輔撮影)

全国高校野球選手権大会は20日の準決勝に進出したどのチームが勝っても初の日本一。経験で勝るのは3季連続で4強入りしている近江だ。エースで4番の大黒柱、山田は「エラーをしても周りが支えあっていると感じられる。それは春には見られなかった。レベルアップできているのかなと感じます」と確かな成長を感じながら準決勝に挑む。

準々決勝の高松商(香川)戦では右太もも裏をつり、八回途中で降板した。2回目の休養日はノースローで軽めの調整とし「足はまったく問題ない」と万全を強調。初戦からここまで4試合で計512球を投げてきたが、5試合連続の先発に意欲を燃やした。

「智弁和歌山との試合。夏の暑さが戻った日。今でも忘れない」。昨夏の準決勝の敗戦の悔しさを糧にここまでやってきた。強打を抑えきれず、七回途中9安打4失点で降板。試合後は大粒の涙を流した。「あの試合を原点にたくさん練習して、昨年以上に一丸になろうという思いが強い気がする」と力を込めた。

近江が春の選抜大会の決勝で敗れた大阪桐蔭を下した下関国際と決勝をかけて戦う。「大阪桐蔭と再戦したい思いもあったけど、倒した下関国際がすごいと思った。投手陣が充実している印象」。相手は左右の好投手が継投し、打線も粘り強く食らいついて春の王者に逆転勝ちした。「打ち崩そうと思ったら根気がいる。こちらも根気強く投げたい」と引き締めた。

多賀監督は「今までのゲームの総決算みたいな、そんなゲームができるならば、結果はおのずとついてくるのかな」と期待を寄せる。注目の右腕がさらに輝きを放てば、初の日本一が近づくはずだ。(大石豊佳)

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