中国、カナダ籍の富豪に懲役13年 傘下企業には罰金1・1兆円

中国の上海市第1中級人民法院は、香港で行方不明になっていた中国出身でカナダ国籍の富豪、肖建華氏に対し、違法資金運用罪や贈賄罪などで罰金と懲役13年の実刑判決を言い渡した(ロイター)
中国の上海市第1中級人民法院は、香港で行方不明になっていた中国出身でカナダ国籍の富豪、肖建華氏に対し、違法資金運用罪や贈賄罪などで罰金と懲役13年の実刑判決を言い渡した(ロイター)

【北京=三塚聖平】中国の上海市第1中級人民法院(地裁)は19日、香港で行方不明になっていた中国出身でカナダ国籍の富豪、肖建華氏に対し、違法資金運用罪や贈賄罪などで罰金650万元(1億3000万円)と懲役13年の実刑判決を言い渡した。中国国営中央テレビが伝えた。肖氏が率いる投資会社の明天控股にも約550億元(約1兆1000億円)の罰金を命じた。

同法院は、肖氏と明天控股が違法な手段で資金を集めたほか、金融当局の監督を免れるために政府関係者らに株、不動産、現金など計6億8000万元(約136億円)相当の賄賂を渡したと認定。「金融管理の秩序を深刻に破壊し、国家の金融安全に重大な危害を与えた」と指摘した。

肖氏は、2017年に滞在していた香港の高級ホテルから行方不明になっていたが、今年7月になって在中国カナダ大使館が肖氏の裁判が始まったと明らかにしていた。

肖氏は、中国共産党幹部との関係が密接だったことで知られていた。そのため失踪は、習近平指導部が、肖氏とつながりのある「反習派」の高官を反腐敗運動で粛清するために行ったとささやかれていた。

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