ウクライナ、トルコ大統領が会談 穀物輸出など協議

2月に会談したトルコのエルドアン大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ウクライナ・キエフ(ロイター、ウクライナ大統領府提供)
2月に会談したトルコのエルドアン大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領=ウクライナ・キエフ(ロイター、ウクライナ大統領府提供)

ロシアによるウクライナ侵攻で、国連のグテレス事務総長は18日、ウクライナ西部リビウで、同国のゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領と3者会談を行う。1日に再開されたウクライナからの穀物輸出をめぐる状況を確認するほか、戦闘により重大事故が起きる危険性が指摘されている南部ザポロジエ原発への国際原子力機関(IAEA)視察団の立ち入りに向けた調整を行う。

トルコのアナトリア通信によると、3者会談に先立ち、エルドアン氏とゼレンスキー氏が会談した。

グテレス氏は、国連とトルコの仲介で穀物輸出を再開した南部オデッサ州の港を19日に訪問するほか、20日にトルコ・イスタンブールに穀物輸出監視のために設置された「合同調整センター」を視察する予定。

ロシアによるウクライナ侵攻後、グテレス氏のウクライナ訪問は4月下旬に続き2回目。

ウクライナは小麦とヒマワリ油の世界有数の供給国だったが、露軍による海上封鎖などで輸出が停滞。世界的な食料価格高騰の一因となった。国連はトルコとともにロシアとウクライナを仲介し、7月下旬、輸出の枠組みを定めた両国合意にこぎつけた。

一方、露軍が占拠している欧州最大級のザポロジエ原発をめぐっては、今月に入り砲撃などの戦闘が激化。ロシアはウクライナが原発を攻撃していると主張する一方、ウクライナは露軍が同原発からウクライナ国内への電力供給を断ち切る狙いで攻撃を捏造(ねつぞう)していると指摘し、非難の応酬が続いている。

国連は原発周辺での戦闘停止を要求。IAEAも現場を調査するための視察団の派遣を検討しているが、視察団の安全確保などが問題となり、現在まで実現していない。

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