<独自>「特殊詐欺特別捜査隊」 兵庫県警に新設へ

兵庫県警本部=神戸市中央区
兵庫県警本部=神戸市中央区

オレオレ詐欺など特殊詐欺事件の捜査態勢を強化するため、兵庫県警が今秋、「特殊詐欺特別捜査隊」を新設する方針を固めたことが18日、県警への取材で分かった。県警は、捜査力を強化し、高止まりする特殊詐欺被害に歯止めをかけたい考えだ。

警察庁は昨年4月、特殊詐欺犯罪に暴力団や半グレなどが関与するケースが目立つため、捜査を知能犯罪などを担当する捜査2課から暴力団対策課に移管。これに伴い、今年4月時点で33道府県警が担当を捜査2課から組織犯罪対策部門に移したほか、大阪府警では今春、専従部署として特殊詐欺捜査課を新設した。一方、5県警では捜査2課に組織犯罪対策部門を移管するなど各都道府県警が対応を進めている。

兵庫県警では、暴力団対策課などが属する刑事部組織犯罪対策局内に、専従組織を新設。所属長級警視である隊長の下、捜査2課で特殊詐欺捜査に従事していた捜査員のほか、組織犯罪捜査の経験がある捜査員ら約50人態勢とする。

同県内の昨年の特殊詐欺被害額は12億円。今年も上半期(1~6月)までの被害額が5億2千万円と高止まりの状態が続いている。県警幹部は「特殊詐欺犯罪の背後には暴力団員がいるケースが多い。捜査態勢を整え、受け子や出し子だけでなく上位者への捜査を進めたい」と話している。

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