露、クリミアから航空機退避か 黒海艦隊司令官解任も

17日、ウクライナ東部ハリコフでロシア軍の攻撃で炎上した建物の消火に当たる消防士(ウクライナ非常事態庁提供、ロイター=共同)
17日、ウクライナ東部ハリコフでロシア軍の攻撃で炎上した建物の消火に当たる消防士(ウクライナ非常事態庁提供、ロイター=共同)

ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナ国防省情報総局は17日、2014年にロシアが併合した南部クリミア半島から少なくとも露軍航空機24機とヘリコプター14機が露本土に移動したと発表した。クリミアの露軍拠点で爆発が相次いでいることを受け、ロシアが航空戦力を退避させた可能性がある。

一方、国営ロシア通信は17日、情報筋の話として、クリミアに本部を置く露黒海艦隊の新司令官にソコロフ副提督が就任したと報じた。これまで司令官だったオシポフ提督は旗艦「モスクワ」の沈没などを受け、解任されたとみられる。露メディアによると、司令官の交代について露国防省は否定も肯定もしていない。

また、ウクライナメディアは17日、併合後にロシアが設置した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長が同日にクリミアを離れたとの情報があると伝えた。行き先は不明という。爆発が続く中、ロシアが同氏を避難させた可能性がある。

クリミアでは今月9日以降、露軍の弾薬庫や軍用飛行場などで複数回の爆発が発生。露軍は8機以上の航空機を喪失したとされる。ウクライナ側は爆発への関与を公式には認めていないが、米シンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ側による攻撃の可能性が高いと分析している。

東部ハリコフ州では17、18日に宿泊施設などが露軍の砲撃を受け、同州のシネグボフ知事によると、子供を含む計12人が死亡した。露国防省は18日、外国人戦闘員の拠点への攻撃だと主張した。

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