聖光学院、コロナ禍に泣いたOBら「戦いぶりに感動」

四回に聖光学院が追加点を入れ、タオルを掲げて喜びを爆発させる佐藤さん(左)ら野球部OB=18日午後6時24分、甲子園球場(坂本隆浩撮影)
四回に聖光学院が追加点を入れ、タオルを掲げて喜びを爆発させる佐藤さん(左)ら野球部OB=18日午後6時24分、甲子園球場(坂本隆浩撮影)

第104回全国高校野球選手権大会第12日の18日、福島県代表の聖光学院が九州学院(熊本)に10-5で打ち勝ち、初めて準決勝に進んだ。聖光学院は同じ東北勢の仙台育英(宮城)と、第13日の準決勝第1試合で、決勝進出を懸けて激突する。

一回から5点を取る猛打に聖光学院の一塁側アルプススタンドが沸いた。初の4強を懸けた戦いに臨むチームを応援で支えようと、集まったのは野球部員や保護者など総勢で約500人。その中には新型コロナウイルス禍で夏の甲子園大会が中止になった2年前の野球部員の姿もあった。

当時、副部長を務めた佐藤銀時(ぎんじ)さん(19)は同期の元野球部員らとともに球場に駆け付け、東北大会で優勝した記念に作ったハンドタオルを掲げながらスタンドから勝利のパワーを送った。

自分たちの夢がかなわなかった分、その思いと一緒に力を出し切ってほしい―。後輩たちが活躍する姿に、そんな願いを込めた。これまでの試合を見て感じたのは一球一球に対する必死さ。佐藤さんは「その戦いぶりに自分たちも感動しているし、ほかの多くの人も感動させる野球をしている」と、誇らしそうに語った。(坂本隆浩)

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