近江が3季連続4強 緊急事態の山田を星野が好救援

【近江―高松商】八回途中からマウンドに上がり、リードを守り抜いた近江の星野=8月18日、甲子園(渡辺大樹撮影)
【近江―高松商】八回途中からマウンドに上がり、リードを守り抜いた近江の星野=8月18日、甲子園(渡辺大樹撮影)

18日に行われた全国高校野球選手権大会の準々決勝第2試合。近江(滋賀)が高松商(香川)とのシーソーゲームを制し、3季連続の4強入りを決めた。エースの山田は甲子園で自身ワーストの6失点も、八回途中から救援した星野がリードを守った。この日が63歳の誕生日だった多賀監督は「想定以上のすごい試合になった。選手一人一人に感謝したい」と目を細めた。

5-3の七回、山田は1死一、二塁のピンチを招くと、三回に本塁打を浴びた大会屈指の強打者、浅野を申告敬遠。「勝負させてくださいと言って打たれていたので、次は敬遠だった。浅野君には完敗です」と振り返ったが、ここから傷口を広げてしまう。連続適時打を浴び、さらに二死満塁から押し出し死球。瞬く間の3失点で逆転を許し、指揮官は「私の指示。采配ミス」と悔やんだ。

直後の攻撃で相手が4失策と乱れ、中瀬の適時打で逆転したものの、山田が攻撃中に右太もも裏をつる緊急事態。八回1死一、二塁のピンチを迎えたところで2番手の星野がマウンドに向かった。背番号10の左腕は低めのスライダーで浅野を左飛に仕留めると無失点救援。九回は二死からの連続四球で走者を背負ったが、どうにかリードを守り切り「やっと助けられた。山田の力になれてよかった」とうなずいた。

山田にとっても3度目のベスト4だが、「これまでと大きく違うのは、後ろに星野がいて打線の援護もある。安心感が違う」。滋賀県勢初の頂点へ、頼もしい仲間とともに最後の力を振り絞る。(大石豊佳)

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