対ソ戦 関東軍、ハイラル国境守備隊顛末記(3)人情将軍の悲運2022/8/17 10:00有料プラン記事月刊「丸」あの戦争から今へみんなの反応昭和20年8月9日、ソ連軍は満州への侵攻を開始した。T34型中戦車を先頭に怒濤のごとく押しよせた機甲化部隊は、物量にものをいわせて日本軍陣地を猛襲した(月刊「丸」昭和63年5月号収載。筆者は陸軍通訳生)米軍機の本土来襲がふえてきていた昭和十八年ごろからは、満州全土でも防空演習がさかんになってきた。興安北省全域は、西北防衛地区として第六軍司令官が防衛司令官、ハイラル周辺はハイラル防衛地区として第八国境守備隊(八国)隊長が地区隊長であった。反応