視力0・02…眼鏡とコンタクト併用認めて 弁護士会が刑務所に勧告

大阪弁護士会館=大阪市北区
大阪弁護士会館=大阪市北区

両目の視力が0・02しかない50代の男性受刑者が、視力矯正用にコンタクトレンズの使用しか認められず、眼鏡と併用できないのは人権侵害だとして、大阪弁護士会は17日、併用を認めるよう大阪刑務所に勧告した。

刑事収容施設法は、基本的に「眼鏡その他の補正器具」の使用を認めているが、併用に関する明確な規定はない。刑務所は「いずれかの使用を許可すれば必要性は満たされる」と主張していたが、弁護士会は「併用を認めないことに合理的な理由はない」と判断した。

勧告書によると、受刑者は収容前から主に1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用。眼鏡の使用は目の不調時などに限っていたため、入所時にコンタクトレンズを選択した。ただ就寝前などレンズを外している際、災害などの緊急時に避難できなかったり、日常生活に支障が生じたりすると訴えていた。

大阪刑務所の柿添聡所長は「取り扱いに違法または不当な点はなかった。引き続き法令に従い、適正な処遇に努めていく」とのコメントを出した。

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