反トランプ派敗北 ワイオミング州予備選 米報道

米中間選挙に向けた予備選の投票所前に列をつくって並ぶ人たち=16日、米ワイオミング州シャイアン(共同)
米中間選挙に向けた予備選の投票所前に列をつくって並ぶ人たち=16日、米ワイオミング州シャイアン(共同)

【ワシントン=渡辺浩生】米西部ワイオミング州で16日、11月の下院議員選の共和党候補を決める予備選が行われた。現職で、昨年1月の連邦議会議事堂襲撃事件を調査する下院特別委員会副委員長、リズ・チェイニー氏(56)と、トランプ前大統領の支持を受けた新人の弁護士、ハリエット・ヘイグマン氏(59)の事実上の一騎打ち。米CNNやNBCはヘイグマン氏の勝利を伝えた。

CNNによると、開票率19%の段階でヘイグマン氏は約65%の票を獲得。チェイニー氏は約30%にとどまっている。

「反トランプ」の象徴的存在のチェイニー氏の敗退で、トランプ氏は2024年の大統領選に向けた党内の求心力を維持するとみられる。

チェイニー氏は、同州選出の元下院議員で息子ブッシュ政権の副大統領を務めたディック・チェイニー氏の長女。議会襲撃事件を受けたトランプ氏の弾劾決議に賛成し、党内から激しい反発を受け、同党ランク3位の会議議長職を解任された。2020年の選挙が「盗まれた」というトランプ氏の主張は虚偽だとし、特別委の調査を主導し襲撃事件へのトランプ氏の関与を追及してきた。

同州は2020年の大統領選で70%の有権者がトランプ氏を支持。ヘイグマン氏は共和党支持層の幅広い支持を得た。一方、民主党支持層や無党派層から共和党に登録してチェイニー氏に投票する動きが相次いだが、全体の形勢を変えるには及ばなかった。

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