青木容疑者 行商から業界大手に

青木拡憲容疑者=2020年1月23日、東京都千代田区
青木拡憲容疑者=2020年1月23日、東京都千代田区

東京五輪・パラリンピック組織委員会元理事の資金受領事件で、東京地検特捜部が17日、贈賄容疑で逮捕した紳士服大手のAOKIホールディングス前会長、青木拡憲容疑者は、スーツを売り歩く行商から身を起こし、グループ全体で1500億円以上を売り上げる業界大手の大企業を築いた立志伝上の人物だ。

長野市出身で昭和33年、個人商店「洋服の青木」を創業。郊外に車での来店を想定した大型店を構える手法で全国に展開、現在は600店舗以上を抱える。

「『法に触れることをするな』と日頃から口にしていたのに」。AOKI幹部は、驚きを隠さない。

39年の東京五輪を観戦して以降、五輪に特別な思いを抱いていたとされ、アパレル業界関係者は「社会貢献活動などにも強い関心を持つ創業者」と話す。高橋治之容疑者と連携し、五輪以外のスポーツ関連事業にも協賛している。

政治家の支援にも熱心だったとされるが、永田町関係者は「ワンマンで言い出したら人の言うことを聞かず、政治家との関係は長続きしない」としている。

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