カプセルトイの人気広がる 専門店増、内容多様化

バンダイナムコアミューズメントが運営するカプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート 池袋総本店」=7月、東京都豊島区
バンダイナムコアミューズメントが運営するカプセルトイ専門店「ガシャポンのデパート 池袋総本店」=7月、東京都豊島区

「ガシャポン」や「ガチャ」と呼ばれるカプセルトイの人気が広がっている。新型コロナウイルス禍でも大量の自動販売機を置く専門店の出店が相次ぎ、高価格帯や大人向けなど玩具の内容が多様化している。交流サイト(SNS)でも楽しみやすく、幅広い客層の取り込みに成功している。

2021年2月にオープンした専門店「ガシャポンのデパート 池袋総本店」(東京都豊島区)は売り場面積1256平方メートルに約3千台を設置した。店内に置かれた「プレミアムガシャポン」の自動販売機では、最高2500円までの価格を設定できる。

カプセルトイの自動販売機
カプセルトイの自動販売機

「玩具は多様化し、すぐに入れ替わる。ドキドキを味わえる気軽な遊びとして幅広くニーズが高まっている」。運営するバンダイナムコアミューズメント(東京)の山田昇平ゼネラルマネジャーは人気の理由を語る。

同社は20年8月に専門店を横浜市に初出店し、22年7月末時点で73店舗にまで増やした。新型コロナの影響による空き店舗増加も出店に追い風となった。映画館や大型書店内にも展開し、22年度中には計100店舗にすることを目指す。山田さんは「店舗を多角化し増やしていく。まだまだ伸びしろがある」と期待する。

カプセルトイの自動販売機
カプセルトイの自動販売機

カプセルトイ関連製品を製造販売するタカラトミーアーツ(東京)は、人気アニメのキャラクターや動物、食べ物など30種類ほどの新しい玩具を毎月発売する。広報担当者は「玩具も自販機も売れ行きがいい。子どもの時になじみのある今の大人世代の間に広がっている」と話す。

玩具業界誌「トイジャーナル」によると、カプセルトイの21年度の市場規模は400億円超と、5年間で約1・5倍に拡大したと推計される。藤井大祐編集長は「大人がほしがるような精巧な玩具が増え、SNSでも話題にしやすい。市場の盛り上がりは続くだろう」とみている。

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